さぁ、これでやっとGT7を念願のVRモードでプレイすることができます。
この日のために整えたドライビングシミュレーション環境、せっかくなのでステアリングもなるべく実車に近い方がよいと思い、330φのものに替えることにしました。この写真だとそんなに大きさの違いがわからないですが・・・
FANATEC Gran Turismo DD Pro.の標準のステアリングが280φなので、やっぱり随分違います。
新しいステアリングにClubSport Universal Hub V2を装着して、準備完了。革巻きステアリングの質感やシフトパドルのタッチなど、おもちゃ感が払拭されていい感じです。
そして、満を持してのGT7のVRプレイですが・・・
「VRショールーム」は至福の体験です。古今東西の名車を目の前で眺め、コックピットに座ってその車の所有感を味わう。現実では絶対に味わえない世界が好きな時に体感できる。これだけでもPS5とPSVR2に投資する価値があります。昔乗っていたS13シルビアや、R32、R33、R34の歴代GT-Rにも乗ってみましたが、とても懐かしく、当時の思い出が蘇ってきました。まだまだGT7で手に入れたクルマの数は全体の1/4にも満たないですが、コレクションするモチベーションが上がります。
一方、レースモードの方ですが、こちらも通常のディスプレイでプレイするのとは別次元のリアリティです。大きな違いを感じたのは、通常のディスプレイだとコーナーの大きさや適切なスピードが感覚的にわからず、ついついオーバースピードになってクラッシュしたり他車に突っ込んだり等、なんとなくリスクを顧みない雑な運転になってしまいがちで、結果的に何度もそのコースを走って覚えることで機械的にそれに対応していく、という所詮はゲーム操作の域を出ない感じでしたが、VRだとコーナーの大きさや安全に曲がれるスピード、そのためのブレーキングポイントなどを、本当にクルマを運転している時の感覚で察知できるので、ハンドルやアクセル/ブレーキ操作が自ずと的確というか丁寧になり、格段にクラッシュしにくくなる、ということです。
ただ、きっちりとコースアウトせずに走れている時はいいのですが、突然のスピンやアップダウンが激しい箇所などでは、視覚から入ってくる情報に対して身体が感じる情報(G)がまったくないため、そこの感覚のズレがVR酔いの原因になるようです。VR酔いについてはネットで調べてみましたが、これは少しずつ慣れていくしかないようです。
VRの世界も、この先10年、20年経つとさらに信じられない進化を遂げるのでしょうね。ヨボヨボじじいになっても楽しめるのかな。目に悪いかな。